メガネは度数さえ合っていればよく見える?

「メガネは度数さえ合っていればOK、フレームは好みや流行に合わせて決めればよい」
メガネを選ぶ時、こんなふうに考えてはいませんか?メガネは度数だけではなく、顔に対してのレンズの傾斜や目とレンズの距離、瞳とレンズの中心が一致しているかどうかが大切です。また小さすぎるフレームでは十分な視野が得られず、大きすぎるフレームでは周辺が歪んで見え、疲れの原因にもなります。メガネ店でよく相談し適切なフレームを選び正しい調整をしてもらいましょう。

ポイント

  • レンズの中心と瞳孔が合っている
  • レンズの角度は12〜13度
  • 目からの距離は12ミリ

以上の条件がそろって、はじめて正しい、快適なメガネとなります。


メガネがずれる時は、きつく合わせればよい?

「メガネをかけていてると、だんだんゆるんでメガネを押し上げる回数が増えてきた」

なんて事を経験したことがありませんか?こんな時、単に耳の後ろでメガネの柄を曲げたり、幅をつめたりすると痛くなったり、ただれたりすることがありますので注意をして下さい。メガネのかけ具合は、バランスが一番。メガネ店で専門技術者に調整してもらうと、きつすぎず、ずれないメガネをかけることができます。

近視には、遠くが一番よく見えるメガネが最適?

近視の人にとってよいレンズは、「遠くが一番よく見えるレンズ」ではなく、実は「よく見えるレンズの中で、もっとも度数の低いレンズ」なのです。近視の人が度数の強いレンズをつけると、その分近くを見るとき、よけいに調節作用(ピント合わせ)をしなくてはなりません。目の負担を軽くするため、「一番よく見えるレンズ」より、低い度数のレンズを選ぶことが大切です。

子供が遠視 いやがるのでメガネはかけなくていい?

遠視でメガネをかけるのは視力の矯正だけでなく、弱視を予防するために使います。メガネをかけずにいると、弱視になる危険があるのです。6歳を過ぎてからでは手遅れになることもあります。3歳ぐらいからメガネをかけて治療することが必要です。

新しいメガネなのに手元が見づらい。でも、遠くはよく見えるからOK?

「作ったばかりのメガネなのに、遠くはとっても良く見えるんだけど、近くがちょっと見づらい」

実はこれ、40代後半の近視の人にはよくあることなのです。40才も半ばを過ぎると、だれでも水晶体の弾力性が弱くなって、近くが見づらくなってきます。これが、老眼の始まりです。近視の人がこの時期にメガネを作る時、遠くがよく見えるように合わせると、近くが見づらくなることがあります。40才を過ぎたら、遠くを見る視力だけでなく、近くの視力も測ることがポイントです。

境目のない遠近両用メガネは、パソコン操作に便利?

境目のない遠近両用メガネは、これひとつで近くも遠くもOKのすぐれもの。ただし、パソコンを使う時には、ちょっと難点が有ります。遠近両用メガネのレンズは、上半分が遠方用で下半分が近方用です。
パソコンの画面は通常目と水平の位置にあるので、距離は40cmぐらいの近さです。そのため、遠方用の上半分で近くを見ることになり、とても見づらいのです。よく見えるようにするためには、あごをぐっと突き出して、レンズの下半分を使ってみなくてはなりませんので、疲れてしまいます。
こんな時、中近両用レンズが便利です。レンズの上半分が、3m位の中距離を見るようにできているため、遠近両用より近くが見やすくなります。

累進焦点レンズのメガネを作った!これで大丈夫?

累進多焦点レンズ(遠近両用レンズ)は、遠くから近くまで見ることができるすぐれもの。老眼の方には、とても便利なレンズです。ただ、このレンズに慣れるまでには、注意が必要です。歩くとき、階段 を昇り降りするときには、少しあごを引いてレンズの上部でものを見るようにして下さい。
近くを見るときには、ややあごを出すような感じで、レンズの下部に視線を下げます。初めて使うときには、座った状態→屋内での歩行→近所での歩行→通勤→車の運転と徐々に慣れていくことが大切です。正しく、安全に使ってこそ、役に立つレンズです。

老眼は進むから、老眼鏡の度数を少し強めにしておこう?

「老眼は進むから、老眼鏡の度数を少し強めにしておこう」と考えたことはありませんか。かけてみると手元の作業距離が極端に短く、読書をするにも姿勢が窮屈になったり、文字が実際より拡大されて見え、疲れも感じます。
老眼鏡の度数は、使用目的に合わせてむやみに強めにしない方が快適です。老眼鏡の度数は、目の調節力(ピント合わせ)、手元の作業距離や読書姿勢など、個人に合わせて調整されます。目の調節力は年齢と共に弱くなるため、何年か毎に度数を強くしていくのが老眼鏡をかしこく使うポイントです。


サングラスは色が濃いほど紫外線を防ぐ?

サングラスは、強い光から目を守るためのもの。ところが、色の濃いサングラスをかけ、かえって多くの紫外線を目の中に取り込んでしまうことがあります。
紫外線を防ぐのはレンズの色の濃さではなく、素材に含まれた紫外線吸収剤。透明なメガネでも、紫外線をカットすることはできるのです。紫外線吸収剤を含まないサングラスで、色の濃いものをかけると、瞳孔が開き、かえって多くの紫外線を目に取り込んでしまいます。
サングラスを買う際には、紫外線(UV)カット能力もチェックして下さい。

カラーレンズは、色によって、それぞれ得意分野を持っています。おしゃれな外観だけでなく、役に立つ性格を熟知して、使いこなしましょう。

*黄色いレンズ
見え方を明るく鮮明にしてくれます。曇天、霧の日の運転やスキーにも便利。

* 薄いブルー系のレンズ
対向車のヘッドライト、タングステン電球のまぶしさを防ぎ、明るさも保ちます。夜間の運転にぴったり。

* ブラウン系のレンズ
強い日ざしの下では、まぶしさを防ぎ、熱線もカット。日陰でも明るく見え、用途の広いレンズ。

* グリーン系のレンズ
短波長の紫系の色、長波長の赤色、両端の色の吸収率が高いので、ソフトな感じに見えます。

* スモーク(青灰色)のレンズ
可視光線の全域にわたって、均等に色を吸収。全体に暗くなりますが、明るいところでは色の区別が楽になり、まぶしさも押さえます。目にソフトな感じを与えるレンズです。


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