屈折の仕組み 

遠視“屈折の仕組み”をお読み下さい。

乱視とは・・・・

乱視の原因には、水晶体が原因の場合もありますが、多くの場合角膜が原因となっています。正常な人では、角膜は横方向も縦方向もほぼ同じカーブをしていますが、乱視の人ではカーブの度合いが、横方向と縦方向で異なります。そのために横方向と縦方向とで屈折力に差が生じ、眼底にはっきりとした像を結ぶことができないのです。
一般的に乱視は余り変化することはなく、軽い場合には近視と同じようにメガネで矯正出来るので、得に心配する必要は有りません。しかし、乱視が強い場合にはメガネでは物が歪んで見える為、ハードコンタクトレンズを使用します。
現在、乱視用のソフトコンタクトレンズも販売されているので、ハードコンタクトレンズが苦手な人でも、無理なく矯正する事が可能です。


乱視の種類

1)不正乱視
角膜の表面が凸凹なものを言います。
角膜疾患が原因で、後天的に不正乱視となる場合もあります。
不正乱視の場合には、乱視矯正で使用される円柱レンズでは矯正することが出来ないため、コンタクトレンズで矯正しますが、完全に矯正出来ない場合もあります。

2)正乱視
角膜の曲がり具合が、一方向で最も強く(強主径線)、これに直行(90°方向)する方向が最も弱く(弱主径線)、両線の間がなだらかに変化しているものを、正乱視と言います。

a.直乱視 正乱視の強主径線が垂直方向のものを直乱視と言います。
正乱視の90%程度がこの、直乱視が占めます。
b.倒乱視 正乱視の強主径線が水平方向のものを倒乱視といいます。
c.斜乱視 まれに強主径線が斜め方向の場合がありますが、これを斜乱視と言います。


屈折状態による分類

1)単乱視
主径線の一方が正視である乱視。他方が近視の場合には、近視性単乱視。
遠視の場合には、遠視性単乱視と言います。

2)複乱視
主径線のいずれもが近視または遠視である場合、近視であれば、近視性複乱視、遠視であれば、遠視性複乱視と言います。
一般には、単乱視、複乱視共に、それぞれ、近乱視、遠乱視と言われています。

3)雑性(混合)乱視
強主径線が近視、弱主径線が遠視の場合を、雑性(混合)乱視と言います。


乱視の症状

年齢が若く軽度の乱視の場合には殆ど症状は有りません。しかし、軽度の乱視であっても年齢が進むにつれて症状が現れてくることもあります。

視力障害:遠くも、近くも見えにくくなる。
単眼複視:片眼で見ても、二重に見えることがある。
眼精疲労:調節の努力のために眼が疲れる。

その他、夜間に見えにくくなる、電光掲示板の文字がにじんで見えるなどの症状があります。

乱視の検査を行うときに使用される指標を用意しましたので、
自己チェックをして見ましょう。

★ チェック方法 ★
少し離れた場所から、片方の目を覆い、片眼ずつ交代に見て下さい。

どうですか?
線が濃かったり、薄かったり、むらがあったりしませんか?
正視の人は全ての線が均一に見えますが、乱視のある人は一部が濃く見えたり、薄く見えたりします。
線の濃淡がはっきりする人は、乱視の矯正が必要な場合もありますので、一度、眼科での検査をお薦めします。

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